北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

会員研修会


会員向け地方研修会は、2017年8月26日(土)「紋別岳」で開催しました。紋別岳は、標高866m、標高250mの支笏湖湖面からは、標高差約600m、頂上にアンテナ施設があるため、登山道は簡易舗装がされ比較的歩きやすいのですが、登山口から頂上まで6kmと、なかなか時間のかかる山です。


観察会はまずリスク管理から始まります


 講師の谷口さんから、クマ、スズメバチ、ツタウルシなど、観察会を開催する際のリスク管理について説明がありました。また常に携帯している救急セットの中身を見せてもらい、足のツリに対応する内服薬があること、ハチなどに刺された際のポイズンリムーバー、さらにクマ撃退用のスプレーまで用意しているなど、観察会の場所や時季に応じた細かい気配りが必要なことの説明がありました。


救急セットの中身を見せてもらう

誰でもわかるような基本的な説明をしましょう


 紋別岳登山口へ向かって歩き始めるとすぐに、道端の植栽や、ノリ面の植物などに参加者からの質問が続出、丁寧に対応してくれる谷口さん。また、よく似た植物の見分け方もタンポポとブタナの違い、ゲンノショウコとその他のフウロソウ科の植物の違いを例に、誰にでもわかるように基本的な部位の違い、眼で見て分かるような違いを選んで説明することが大切と話をされました。


熱心に説明を聞く参加者

 登山口をすぎても、オオイタドリ、ハンゴンソウ、タニタデ、キンミズヒキ、ミズヒキ、ハナタデ、クサコアカソ、ノリウツギ、ツルアジサイなど、多くの植物について、全員で和気藹々と話し合いながらとてもゆっくりとしたペースで進みます。


 谷口さんからも「何でも質問してください。」「分からない時は分からないと言う。」「誰か知いる人がいるかもれない。」と、普段の観察会にも通じる心構えを教えられ、日ごろ疑問に思っていたことなど、参加者からの質問が続きます。


 今回のテーマである、標高差による植物の分布について、シラカンバ、ウダイカンバ、ダケカンバを例に説明を受け、樹皮や葉脈の違いからの見分け方を教わりました。


カンバ類について

 頂上までまだ3kmほどの距離を残して、すでに昼過ぎ。頂上での昼食をあきらめ、登山道の広くなっている部分を探して、道端に座っての食事にしました。


天候の急変に臨機応変に対応しましょう


 昼食が終わる頃から急に、雲が厚くなり気温も下がり始めたように感じていると、雨が降り出してきました。非常に近いところで雷も鳴り始め、雨も強くなってきた為、引き返すことに。山の天気は変わりやすいとは言うものの、あまりの急変ぶりに、驚くとともに、貴重な体験をしました。そのまま湖畔まで下山し、バス待合所で解散となりました。

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