北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2018年5月の行事一覧

「オホーツク」観察会

開催日 2018年05月20日(日)
観察地 サロマ湖周辺 国道238号線沿い (1)湧別町(湧別川周辺・鶴沼・計呂地)、(2)佐呂間町(湖展望台・浜佐呂間)、(3)常呂町(栄浦 遺跡の森)
テーマ “春のオホーツクの自然を歩く”~カワウコロニー、塩性湿地、海岸地形と地質、ところ遺跡の森などオホーツクの春を感じてみませんか~
5月20日、春のオホーツク観察会の初回を無事終了。観察地1.湧別川河口岸辺の川鵜コロニー。3月下旬頃産卵し育雛に励む約200羽程の川鵜を観察。2.河口海岸で砂鉄を手がかりに自由観察。その供給源となる黒曜石や玄武岩の山と海をつなぐ湧別川の働きを紹介。珍しいエイの卵殻も発見され交流。3.鶴沼の岸辺でエゾサンショウウオの孵化する直前を観察。卵嚢付近の水と湖水・海水との塩分を測定比較。4.サロマ湖畔で縄文海進時の海成段丘を観察。5.海底混濁流による砂泥岩の互層堆積露頭を観察。悠久の時とダイナミックな大地の動きを感得。6.ところ遺跡の森でオホーツク文化の特徴と縄文・続縄文・擦文・トビニタイ・アイヌ文化それぞれとの繫がりを遺物や復元住居址を巡って学びました。

最後の観察地、ところ遺跡の館前で

オホーツク海岸で拾った、エイの卵殻

ところ遺跡の館でオホーツク文化の特徴を学ぶ

杉本の沢(浜頓別)路頭砂岩と泥岩の互層
2018年5月20日