北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2011年5月の行事一覧

報告 カタクリ観察会

開催日 2011年05月03日(火・祝) ~5月6日(金)
観察地 北見市端野町 たんのカタクリの森
テーマ 分布東限近くのカタクリ
今年は雪解けが早く、4月末の調査時点でかなりの開花が見られた。
しかし、観察会に入った3日からは天候に恵まれなかった。
図書館で、端野カタクリの秘密や保護のこと、観察の注意などを理解して貰う。

その後現地へ移動、キジムシロ、キタミフクジュソウ、ツルネコノメソウ、チシマネコノメソウ、アズマイチゲ、ミヤマスミレを見ながら群生地へ。

まず、足元の小さい葉や一年生(実生)を確認してから観察。

5日までは、恵まれない天候のためカタクリもアズマイチゲもしぼんだ状態
厳しさに耐える端野のカタクリを実感できたのではと思います。

フクジュソウとキタミフクジュソウの違いや、エゾエンゴサクの葉の多様性を実際に比較して興味津々でした。

しっかり開いたカタクリを見ることができたのは、6日最終日の参加者だけでした。

観察できた花(文中記載以外、期間中開花も含む)
フキノトウ、エンレイソウ、ミヤマエンレイソウ、キタコブシ、ニリンソウ、セイヨウタンポポ、サッポロスゲ、トクサ

何故自由に見られないのか?
端野のカタクリの特長や事情を説明

入口に看板が
この看板が見えないという人が時々います

子供の日
子ども特集に参加してくれた子供たち

しょんぼりうつむくカタクリ
3日から5日まではこんな状態

元気なカタクリ
やっと最終日に元気な姿を見せてくれました

スゲの一種

エゾエンゴサク1
普通の葉

エゾエンゴサク2
ニンジンの葉みたい

エゾエンゴサク3
線形の葉、もっと長いのもあります

エゾエンゴサク4
小さく分かれています
2011年5月3日