北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2010年4月の行事一覧

報告 「北大構内」観察会

開催日 2010年04月24日(土)
観察地 札幌市北区 北大構内
テーマ 春の北大構内 ~ 遺跡保存庭園
遺跡の上に建つ大学は全国的に珍しいので遺跡保存庭園の観察会をしました。

小高い見通しのよい場所に竪穴住居が建てられたそうです。夏は草丈が高くなり人を寄せ付けません。

大木のヤチダモ、シンジュ、ポプラ、ハルニレ、ヤマグワ、ハンノキ、オニグルミやノイバラなどで想像がつきません。

4~5家族が暮らした集落遺跡の穴が30ほど空いています。

擦文人は家の柱が腐ってくると近くに家を建てて、その度に穴が増えたのだそうです。

平成ポプラ並木の観察で、以前のポプラ並木は現存していますかと心配そうに尋ねられました。

ハルニレよりポプラ並木の人気が高いようです。

フキタンポポ、紫青色のキクザキイチゲ、キクバオウレン、アズマイチゲ、キバナノアマナ、チオノドクサ、ミズバショウ、マンサク、ハルニレ、カツラ、ヤナギなどの花を見ました。

キクザキイチゲ
チョット気取って春を迎えます。

花盛りのマンサク
工学部の所

黄色いリボンが花(花弁)です。
マンサクの花

エゾヤナギ
ビロードのような毛の中に花が守られています。

オノエヤナギ雄株の花穂
曲がりの背のほうが南になるようです。

ハルニレ
赤く見えるのは雄しべの色です。
2010年4月24日