北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2021年3月の行事一覧

東川町「キトウシ森林公園」観察会

開催日 2021年03月25日(土)
観察地 キトウシ森林公園
テーマ
【スタート】
 3月13日(受付8:30~開始9:00~終了11:30~解散11:45)。快晴,時々微風,ピーカン。参加者13名・自然観察指導員9名と総勢22名のやや多めの観察会にはなったが,コロナ禍の中で自然と前後のグループに分かれたせいか手頃な人数構成になったかも?
最後尾に指導員を入れて先頭からから前には出ないように,最後尾からは遅れないように諸注意を告げて,準備運動後にスタート。 9:00~12:00の予定だったが,早く終了(9:00-11:30)。標高差140m,歩行距離1.8km
 最初から最後まで全員マスク着用だったのは,コロナのせいだが,やはり声の通りはよくないのは当然か?マスクの中で大声を張り上げる感じ!
【カンボク・ツル植物・樹木・足跡・クモ】
 心の中ではキーワードを考えていたが,カンボクを見つけられずに前半グループには解説できず,後続グループは解説できたようだ(反省)。ほかのツルアジサイ・ツルマサキはお話できたが,ここ旭川近郊ではツルマサキはあまり多いという感覚はなく,旭山公園などでしか見られないようだ。下見(3/6)は7人で行い、カンボクの場所も覚えていた(筈)だったが(汗!)。本番ではほぼ下見トレース通りに自然観察会を実施できたがカンボクは見事にスルー。
ミズナラ・イタヤカエデ・シラカンバ・オオバボダイジュ(もしくはシナノキ)・ヤチダモ・ヤマナラシはここら辺の常連種といえる思う。
「生きた」ウサギ・キツネ・エゾリスは確認できなかったが,足跡・食害跡・糞などもあり生息を感じられた。
 今回,雪上に生きて動いているクモやハエ(死体)を見たが,クモガタガガンボならいざ知らず,かなりの小型クモを多数確認した。これも時期的・地域的には珍しいことのように思われるので記載しておきます。
【鳥類・フキノトウ】
 鳥類も出て,それなりに盛り上がる。ハシボソガラス・カケス・ハシブトガラ・ヒガラ・ゴジュウカラ・アカゲラ・エナガ(最近人気だが頂上のお城近くの東屋で10羽ほどの集団)・シジュウカラ・マヒワ・トビなどが確認できた。
バードウォッチングに関心のある方の質問もけっこうありハシブトガラとコガラの識別・生息エリア等の話やアカゲラのドラミングのお話ができたのは,鳥に興味のある方が参加してくれたおかげだ。付近では冬期餌台を設置していたせいか,カラ類が多く確認できたのも予定外の「成果」といえた。
 今期初認のフキノトウを後続グループは確認できたとのこと。沢状の中に発見できたが、この地区で3月中旬に確認できるとは思っていなかった。
またしても見逃しのスルーだったのは残念。
 (柳田和美)

自然観察会トレース

2021年3月25日