北海道自然観察協議会は自然観察指導員の集まりです。

北海道自然観察協議会

 

2017年7月の行事一覧

「手稲山」観察会

開催日 2017年07月29日(土)
観察地 札幌市手稲区 金山172(山麓駅~山頂)
テーマ 夏のゲレンデを歩こう
集合場所のロープウェイ山麓駅は曇りで涼しく、予定通り9時に山頂へ向けて出発しました。イケマやツルアジサイとイワガラミの違いなど、つる植物をじっくり観ました。 登りの女子大回転コースは、2月に冬季アジア大会の回転コースが開催されたことを説明。開花している花は、ヤナギラン,トリアシショウマ,ネジバナ,エゾアジサイ,ノリウツギ,イチヤクソウなどで、果実はシラネアオイ,サンカヨウ,オオバタケシマランなどでした。途中、石狩方面の街並みの見えるところで休憩。11時20分ころ山頂に着きましたが、遠くの羊蹄山は雲の中でした。各自休憩のあと、ケルンの前に集合。 下りはヤナギランとヨツバヒヨドリが満開のシティビュークルーズコース,再び女子大回転コースを経由して、ナチュラルコースへ。合流したナチュラルコースでは、開花しているオオウバユリ,これから咲くサラシナショウマ、果実はヒロハツリバナ,オオツリバナ,エゾノレイジンソウ,ホオノキなどを観ました。 参加者の中には、チョウの幼虫を安全な登山道脇へそっと移す優しい人,ホオノキの葉を風車にして遊んだことの想い出を話してくれる人,オオウバユリの花の香りを楽しんでいる人,写真を撮っている人など、それぞれ自由に楽しんでいる様子でした。全員怪我もなく予定通り13時30分ころ終了しました。9月以降も各地で観察会が続きますので参加をお願いし、解散しました。

出発してすぐ観たものはイケマの花です

満開のイワガラミを覗いています

シラネアオイは既に果実

被写体はエゾアジサイです

ちょっと一休みしているクロヒカゲ

ケルンに密かに咲くモイワシャジン

ケルンの前で全員揃いました

炎のようなヤナギランが一面のゲレンデを下ります
2017年7月29日